「パコと魔法の絵本(PCサイト)」をレイトショーで観てきました。
■ネタバレ含む、感想■
冒頭からの派手な演出と音楽に「おおおおおお~~~!!!」と度肝を抜かれました。
この不思議な設定と演出はなんぞや!?……みたいな、高まる期待。
しかし、少し話が進む内に「演出過多」を感じてきました。
ハイテンションなコントをみているような感覚に陥ってくる。
「んー……」と不安を感じながら観ていくと、なんとか30分を過ぎたあたりから慣れてきました。
慣れてきたら、映像の綺麗さにとにかくウットリ
パコちゃん役の子、メチャメチャ可愛い!
中島監督の独特の映像美、大好きです。
映像美はこの監督さんファンなら分かると思うので、そこではなく人間の見せ方で感じた事を書きたいと思います。
下妻物語→嫌われ松子の一生→パコと不思議な絵本、と観てきて、三本目にして気づいたのは(遅いか!?)、この監督さんの生み出すキャラクターはヒネクレ者だけど、感情が子供のように純粋だという事。
ヒネクレているのに、素直に泣く。
ヒネクレているのに、素直に吐露しちゃう。
ヒネクレているのに、誰かの為に純粋に頑張っちゃう。
そして、ヒネクレている人が、最後までヒネクレているままだって事。
ある程度大人だったら、多少感情隠すじゃない?それが全然隠さないのね。
文字にすると単純なようだけど、これを面白おかしく見せるのって、相当な技だと思います。
あと、物語の作り方で気付いたのは、「終わり」にまた「終わり」がある事。
終わったかと思ったら、その先にいくつもの続きがあって、それにオチがつくのです。それが出た瞬間、毎回「え?そうだったの!?」と驚かされます。
今回だってそうですよ。
まさかパコが…阿部サダヲが…ボタンが…。
ってね。
観終わった後、独特の夢の世界に連れていってもらったような楽しい気分。
脳内、ドーパミン出てますよー。
お勧め度は星5つ:★★★★★
自分的には星3つ半:★★★☆
あ。帰ってくる時、駐車場の電気が消えてて怖かった
缶チューハイ片手にこの日記打ってます。世界がまた回ってきたので、チューハイ飲み終わったら顔と歯を洗って大人しく寝ます。
おやすみなさーい
明日はカラーの仕事だ!頑張るぞ。