旅行から戻ってまえりました~
旅行記は時間がとれたらまとめてアップします。お待ち下さいm(_ _)m
ちょっとヘロヘロしてるの
さて、勝手に「津軽三味線を伝えよう!」って事でユーチューブから映像拝借。
動画なので、からは見れません。
▼【盲目の津軽三味線演奏家】 初代・高橋竹山(3:27)
彼は小さい頃から門つけ(家の前で演奏してお金や食べ物を貰う)をして苦労をしてきた人間です。
叩くというより、滑らかな音を出します。艶やかな音の旋律を感じて頂きたいと思います。
2分過ぎから演奏する「即興曲・岩木」は彼の人生となった音がそのまま詰まっていると思います。全部ではないのですが、それでも鬼気迫るモノがあると思います。
▼初代・高橋竹山 ”じょんがら新節”・独奏曲(6:14)
【ラガワによる直訳(ニュアンス的に違ったらすみません)】
私は門つけだった。
さまざまな場所(事)、ありましたよ。
バカにされた。
やかましいとか…、うるさいとか…。
中には(竹山に向かって)「コノ野郎!」っていう者もいましたよ。
私はね……
そういう人に向かって三味線を弾くっていうのは……これは並大抵な事じゃありません。
……しかし、皆さん。
ご飯食べる為に、なんと言われようがしょうがないでしょう。
食わなきゃ死ぬんだから。
私はね……
いくらかでも……皆さんに……聞いて貰える三味線になりたいと思って、一生懸命稽古をしましたよ。
私は……自分で自分の罪(人生?)を恨んでる三味線を弾いているんですよ。
ま!……いがべ!(いいだろう!)(←自分自身に言ったのか、「このへんでいいでしょう。演奏に入る」という意味なのかは不明)
(撥を持ち演奏を始める)
高橋竹山の音を「やはり昔のものだ」と言う人がいます。それはその通りでしょう。
ただ、高橋竹山本人は生きている時に世界中の音楽を聴き、津軽の音楽に色んないい要素を入れようと最後まで頑張っていた人です。 彼が生きていたら、今尚新しい音を追い続けていたと思います。
竹山さんを少年時代に教えてくれた師匠は津軽のリズム・テンポをしっかりと学んだ人なので、竹山さんも当然リズムにテンポに乱れはありません。
その「津軽」の特徴を持ちながら、外れる事なく新しい音を探した偉業者です。
彼の即興曲「岩木」は、私の津軽三味線の好きランキングで1位から揺らいだ事がありません。
暗闇で聴くと本当に怖いです。彼の目はうっすらとした光だけしか感じません。この暗闇に響くような音は彼が感じている世界なのかもしれません。
そして、次は津軽しょんがら節2曲です。人によってアレンジを加えたり強弱やテンポが変わるので、弾き方が違う感じで面白いと思います。
▼上妻宏光 "津軽じょんがら節" (3:23)
▼三味線vs三味線 "津軽じょんがら節" (3:43)
向かって左側にいる木下伸市さんは教本何冊も出されております。
吉田兄弟。
彼らは勿論じょんがら等の曲は上手いです。
ただ、独特のものを作って多くの人に訊かせようという試みが彼らの中のアルバムに入っているオリジナル曲に心地よく溢れているので、その中から「モダン」をチョイスしてみました。
初代高橋竹山がいたらどう言うかな。
きっと 「いやいや、今の若者(ワケモン)だっきゃ、上手なもんだなー」と、ニコニコしているのではないでしょうか。
吉田兄弟 ”モダン”(2:25)
気が向いたら聴いて下さい。
では、寝ます!
おやすみなさーい