別花5月号は発売されたかな?
一段落ついたところで……
「いつ天」は長いスパンを経ているので、画面的描き方やキャラ設定、時代設定を大幅改定するのが難しく、そうすると到達する考えは「レトロでいいんじゃないか?」という事。
頑張ったところで、自分が新しい事を出来るか……と言われると、出来ないので。
その部分で少しお遊びしているところがあるので、今回紹介します。
それはアナログの部分。
↓ オドロ線
↓ インレタを擦りつけての処理
↓ ベタの中に入れたホワイト点
↓ これは一番分かりやすいのではないかと思います。2カケアミ~4カケアミによる画面処理。
こういうのを意識的に入れていると楽しくてしょうがない。古いと言われようがなんだろうが、楽しいのはしょうがない。
キリ点は少女漫画では絶滅しつつありますが、少年漫画では現役です。国民的漫画「ワンピース」で感動的に使われております。
今はトーンで華やかな画面が作れる時代なので、こういった家内制手工業をどうやって絶滅させずにいられるか……と考えているところです。
たまに新人さんや投稿者さんをヘルプで頼む時があるのですが、大きい画面じゃなくて、小さいところ、例えば制服の黒いライン部分にカケ網をお願いすると、4本の線を重ねる作業が出来ない人が多い事に驚いています。煮詰まった時にノートの端にでも落書きする気持ちで練習出来るから、頑張ろう!?特に4カケは覚えて損はないから。
漫画の道具は進歩しているけど、それと共に自身の手による技術は衰えていってるのだなぁと実感している今日この頃……なのでした。