ルナは現在7歳です。
今では飼い主べったりの甘えん坊になりましたが、PCの中に連れて来た当初の覚え書きが残っていたので、自分の思い出としてアップします。
来たのは2005年の6月末。
これを読むと、来た当初は「中々慣れてくれないなぁ……」と思っていたけど、迎え入れて1年のくぅちゃんが未だに慣れないので、全然人なつっこい猫だったのだと思います。
ルナ、覚え書き
2005年6月27(月)一日目
貰ってくる。
動物病院に滑り込み、目薬・ノミ除去の薬を差して貰う。三種混合ワクチンを打って貰う。爪を切って貰う。寄生虫を出す薬を貰う。
家にくる。部屋の隅に隠れて出てこない。家具の下に潜ってジッとしている。
エサに薬を混ぜるが、エサを食べない。水を飲まない。トイレもしない。
冷蔵庫には低脂肪牛乳しかなく、少し温めてスポイトを持ってくる。仔猫を小さな箱に入れて、口の中に無理矢理ミルクを流し込む。スポイトで3~4回。なんとか飲んだ。
エサは口を硬く閉じたまま食べてくれない。薬の入ったエサ(猫缶)を何がなんでも食べさせねば!と、口を無理矢理開けさせて少し食べさせる。仔猫用のカリカリは一切食べなかった。
綿棒で耳の中を掃除してやった。真っ黒だった。
トイレとカリカリと水を持って寝室に連れていき、一晩共にする。箱の中にタオルを敷いてその中で寝かせるが、一晩中鳴いてうるさかったので耳栓をして寝る。
28日(火)二日目
昼まで寝た。仔猫は相変わらず鳴いていた。
箱の中にいなかったので探すとぬいぐるみの中にいた。
居間に連れて行くが相変わらず家具の下から出てこない。
ひっぱり出してエサをあげる。やはり食べない。初めにスポイトで水を飲ませ、次に無理矢理口に猫缶のエサを突っ込む。食べ始めた。手を離してエサを顔の前に出してやると、怯えながら食べた。だが、こちらが少しでも動くと食べるのを止め、家具の下に逃げ込んでいく。
トイレはしない。
昨日以上にニャーニャー始終鳴いていた。
目ヤニが凄い。マメに拭いてやる。
メルとケインに近づけると威嚇される。
昨日同様寝室に連れて行って、一晩共にする。耳栓をする。ここでも昨日以上によく鳴いていた。
29日(水)三日目
昼まで寝た。仔猫はまたまたぬいぐるみの中にいた。
エサを与えると、怯えながらも食べた。少し慣れてきたような気がするが、エサを食べ終わると家具の下に逃げていった。
メルとケインが居間に近付かなくなった。当然二匹はエサをあまり食っていない。
ベランダの窓を開けると仔猫がベランダのサンルームにやってきて、篭の下に隠れた。今日は涼しかったので、クーラーの調整はいらない。
気温も放っておいて平気と判断し、仔猫につきっきりだったのでジムに行った。家を出るまで仔猫はずっと鳴いていた。
帰ってくると、相変わらず鳴いていた。篭の下から引っ張り出し、エサをあげると凄い勢いで食べた。
トイレにも何度も連れて行くが、一向にしてくれない。三日目ともなると、しない不安じゃなくて、どこかでしているだろうという不安に駆られる。
仔猫用にトイレを用意しているのに、ケインがそこでおしっこをしてしまう。
メルとケインに強行に仔猫を近づける。少し近付け、威嚇され、また少し近付けては又威嚇され……を続ける。メルとケインが仔猫に怯えていたのに対して、仔猫の方はメルとケインを怖がっておらず、それどころか甘えたくて溜まらないようだった。うちにくるまで母親猫と兄弟猫達と一緒だったから、他の猫と一緒にいたいのだろう。
仔猫に変化があった。家具の下から時折出てきて顔を出すようになった。それでもまだまだ警戒している。
目ヤニが凄い。マメに取らないと瞳が目ヤニでくっ付いて瞼が開かない。
今日は涼しいので、寝室には連れて行かないで居間に置いておくことにした。
ずっとニャーニャー鳴いていた。
メルは仕事場に立て篭もり、ケインは寝室の前でマオマオ泣き続けた。ケインを寝室に入れると、マオマオ泣き続けるので暫くして廊下に出した。
30日(木)四日目
午前中に起きた。クーラーも入れていない居間で仔猫は平気だろうか?と思ったが、今日の気温はそれほど暑くない。急いで全窓を開けた。
仔猫は本棚の横に挟まって隠れていた。私がくるとニャーニャー鳴きながら顔を出した。
初めにメルとケインのエサを用意して、二匹を呼んだが来ない。暫くするとケインだけきたが、仔猫の鳴き声を聞いて逃げていった。
仔猫にエサを与えると、今まで無理矢理食べさせていたのが、自分からがっついて食べていた。
ソファの下を見るとおしっこが3つあった。ソファをどけるとウンコが2つあった。とりあえず拭いて、ファブリーズをふり、おしっこを染み込ませたティッシュをトイレに置いた。
もしかして、一日目、二日目の夜、私の寝室でおしっこやウンコをしていないだろうか?
今日は驚く程甘えん坊で、私の側でひっくり返ったりしていた。