只今「崖の上のポニョ」をかけ流し中。
グランマンマーレが神々しい光を放ちながら、エンジンの停止した船の下を通り抜けていって、その直後エンジンが復活し、船員達が「観音様だ」「なんまんだぶ、なんまんだぶ」と言うシーンで、下らない過去を思い出しまして。
自分が中学生の時、港に碇泊している父親が船頭をしている船にお邪魔した時がありました。
船頭室でわーわーはしゃいでいると、部屋の中の神棚に目がいきました。
父は
「海の神様は女だから、船の中に女を乗せたら嫉妬するから、本当はダメなんだ」
と言いました。
へー、と思ったくらいでしたが、暫くして、新たに港に入ってきた船が泊められないので、スペースを空ける為に船が一端港内の海に出ることになりました。
えー……
超ビビリました。
私を乗せた船が出てしまったら、海の神様が怒ると思ったからです。
勿論何もなく移動は完了したわけですが。
そこからです。
数年間のトラウマ発生。
父親の乗っている船がいつか海の神様に連れ去られるのではないかと怖くなって、航海している外国方面に台風や地震が起こる度に背中がひやりとしたものです。
今思うのは、子供、思春期時代の目に見えないモノの信じ方は半端ないな……ということ。
そんな、なんとなくの思い出話でした。
しかし……ポニョを見てるとチキンラーメンが食べたくなる